AF61修理顛末その1

2008年3月17日月曜日

 

通勤に使っていた我がAF61(ホンダ トゥディ)だが、オイル切れによる焼き付きを起こしてしまい、やっとの思いで自宅まで押して帰ったのが去年の7月。海外出張もありそのまま放置していたが、やはりここは修理しなくてはと思い立ち、どうせやるならとボアアップキットも組み込もうと部品やら工具やら手配したのがつい先月、果たして無事走り出すことが出来るかどうか・・・

3月に入ってついにバラシはじめる。とにかく原付はバラす箇所が多い。エンジンさわるだけなのに、カバー類はほとんど外す必要があるのには驚いた。まぁ、一度やれば慣れもあって気にはならないけどね。順調にバラしてついにシリンダヘッドも取り外す。案の定、ピストンは焼き付いて擦り傷だらけだ。こいつを取り外せばボアアップキットが取り付けられる。しかし・・・ピストンとコンロッドを繋ぐピストンピンがどうやっても外せない。

ピストンピンが焼き付いている!!

もう、典型的なオイル切れによる焼き付きだそうだ。こうなるとピストンピンがとれたとしても、コンロッドも良い状態ではないかもしれない。しかし、まずはこのピストンピンを抜かなければ!!ということで、ピストンピンにドライバーをつっこんで叩いてしまった。後で知ったがこれって一番やってはいけないことだったらしい。クランクシャフトベアリングにダメージを与えてしまい、最悪はクランクシャフト周り全交換ということになる。しかしどの程度ダメージかは、バラシて測定しなくては解らない。しかも、そのバラシってのもピストンシリンダー周り(腰上と呼ばれてる)よりも、クランクケース(腰下と呼ばれている)のバラシのほうが遙かに難しい。

ピストンピンプーラーという専用工具もあるぐらいだが、要はコンロッドに左右方向の力を掛けずにピストンピンを(ねじを利用しながら)ひねり出すもので、100円ショップのF型クランプを利用して自作している人もいるが、そんなこともつゆ知らず、ガンガン叩いてしまったのだ。

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